ほとんどの人は「間違った方法」で本を読んでいる
多くの人は本を1ページ目から順番に読み進めていきますが、実はこの読み方は脳の性質に合っていません。人の脳は全体像が把握できないものに対して、その部分も認識しにくいという性質を持っています。
例えるなら、目隠しでゾウの鼻だけを触っても「これはヘビだろうか?」と混乱するだけですが、ゾウの全体像を知っている人なら一瞬で「鼻だ」と理解できます。読書も同じで、全体像なしに本文を読んでも、情報がバラバラに頭に入るだけです。
「ゲシュタルト読書」の4つのステップ
ステップ1:知識の網を作る
最初にタイトル→目次→はじめに・おわりに→見出し・太字と、抽象度の高いところから順に読んで全体像をつかみます。この段階では理解しようとせず、「こういう話の流れか」というぼんやりした地図ができれば十分です。
脳にはもう1つ面白い性質があり、全体像にスキマがあるとそのスキマを埋めようとして知識の吸収力が上がります。だから全体像を先に作っておくと、その後の読書効率が劇的に向上するのです。
ステップ2:間を埋める(グレインサイズの最適化)
全体像ができたら本文に入りますが、ここで重要なのが「グレインサイズの最適化」です。著者は伝えたいことを正確に届けるために情報を多めに書いているので、読者側で不要な情報を削ぎ落とし、必要な情報だけを切り出す(ストックする)作業が必要です。
具体例は基本的に重要な情報にはなりにくい、著者のプロフィールも通常は切り捨ててよい──こうした判断基準を持つことで、本のエッセンスだけを効率的に抽出できます。
ステップ3:反復する
1回読んだだけでは著者の伝えたいことの数%しか理解できません。ストックした部分だけを2回、3回と反復していくと、「ここは重要だと思っていたけど不要だった」「この部分とこの部分は同じことを言っている」という発見があり、情報がどんどんスリムになっていきます。
ステップ4:実際に運用する
最後に、構築したゲシュタルトを実際に使います。仕事で応用する、人に教える、自分の考えを文章にする──知識を使い倒すことで、初めて「使える知識」になります。特に人に教える行為は、完全に理解していないとできないため、理解度をほぼ100%に近づける最強の方法です。
正しい読書法を体系的に学ぶなら
エンリッチ実学院では、このゲシュタルト読書をはじめとした知識獲得の方法論を、動画教材で体系的に学ぶことができます。
