挫折したのは白チャートが悪いのではなく「やり方」が悪かった
「白チャートを買って数学をやり直そうとしたけど、途中で挫折した」──この経験がある社会人は決して少なくありません。しかし結論から言うと、挫折の原因は白チャートではなく「やり方」にあります。やり方を変えれば、同じ白チャートでも結果は全く違うものになります。
この記事では、白チャートで挫折した人が陥りがちな5つのパターンと、それぞれの対処法を解説します。前回の失敗を「教訓」に変えて、今度こそ白チャートを完走しましょう。
挫折パターン1:1ページ目からいきなり解き始めた
なぜ失敗するのか
数学の全体像がないまま白チャートを開くと、「今やっている問題が全体のどこに位置するのか」が分かりません。ゴールが見えない状態で歩き続けるのは、誰でも不安になりますし、やがて足が止まります。
今回の対処法:入門書で全体像を先につかむ
白チャートを開く前に、まず入門書で数学の全体像を頭に入れます。おすすめは「東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」とその続編。この2冊を1〜2週間でサッと読むだけで、「高校数学ではこういうことを扱うのか」というぼんやりした地図ができます。
人の脳には全体像がないと部分を正しく認識できない性質があるため、この地図があるだけで白チャートの理解度が劇的に変わります。
挫折パターン2:分からない問題で何十分も考え込んだ
なぜ失敗するのか
「数学は考える教科だから、じっくり考えないといけない」と思い込んで、1問に30分も1時間もかけてしまう。結果として進度が上がらず、「全然進まない…」と絶望して手が止まります。
今回の対処法:7分ルール+セルフレクチャー
基礎固めの段階では、7分考えて解けなければ即座に解答を見るのが正解です。解答を見たら、それを自分自身に声に出して説明する(セルフレクチャー)。「まず〇〇を確認して、△△の公式を使って…」と、先生が生徒に教えるように解法を再現します。
英単語を知らなければ英文が読めないのと同じで、基礎知識がない段階ではまず知識を入れることが先です。「考える」のは基礎が固まった後のフェーズ。この割り切りが、挫折を防ぐ最大のポイントです。
挫折パターン3:全範囲を一気に1周しようとした
なぜ失敗するのか
白チャートIA全体を1周→2周→3周と回そうとすると、1周目が終わる頃には最初の方を完全に忘れています。「せっかくやったのに忘れてる…」という絶望感が挫折につながります。
今回の対処法:各個撃破法で1単元ずつ潰す
全範囲を一度に回すのではなく、1単元ずつ区切って完全に潰してから次へ進むのが鉄則です。例えば「数と式」→「集合と論理」→「二次関数」と、1単元の例題が全問マスターできてから次の単元に進みます。
狭い範囲を短い周期で反復する方が記憶の定着率は格段に高く、「忘れる前に復習が回ってくる」感覚が掴めると、学習が楽しくなります。
挫折パターン4:全ての問題を均等に解いていた
なぜ失敗するのか
解ける問題も解けない問題も同じ回数だけ解く──これは時間の大きな無駄です。解ける問題に時間を使い、解けない問題の反復が足りなくなる。結果として苦手な問題がいつまでも解けず、「自分にはやっぱり無理だ」と感じてしまいます。
今回の対処法:ステータス法で管理する
問題ごとに「×(解けない・理解できない)」「△(解けないが理解できた)」「◯(解けた)」のステータスをつけていきます。反復時には◯の問題を飛ばし、×と△だけを重点的に解きます。
周回を重ねるごとに◯が増えていくため、解くべき問題数がどんどん減り、復習スピードが加速します。最終的に全問が☆(連続2回正解)になれば、その単元は完成です。
ステータス法を使うと、前回は挫折した人でも「あ、今日も☆が増えた」という小さな成功体験を毎日積み重ねられるので、モチベーションが自然に維持されます。
挫折パターン5:一人で全てを抱え込んだ
なぜ失敗するのか
独学の最大の敵は「孤独」です。分からない問題を質問する相手がいない、進捗を見てくれる人がいない、やめても誰も気づかない──この環境では、どんなに意志が強い人でもやがて手が止まります。
今回の対処法:伴走者を持つ
独学を完全に一人でやり遂げるのは極めて難しいです。質問できる相手、進捗を確認してくれる伴走者がいるだけで、継続率は劇的に上がります。SNSで学び直し仲間を見つけるのも1つの手ですし、体系的なサポートが必要であれば、サポート付きの講座を活用するのも有効です。
「2回目」は圧倒的に有利
最後に、最も大切なことをお伝えします。白チャートで一度挫折した経験は、実は大きなアドバンテージです。なぜなら、1回目で得た知識はゼロにはなっていないからです。脳の中でアクセスしにくくなっているだけで、再開すると驚くほど早く思い出します。
さらに「前回はここで失敗した」という教訓がある分、同じ過ちを避けて進められます。1回目に比べて、2回目は到達速度が何倍も速くなるのが普通です。
前回足りなかったのは才能ではなく「方法」です。今回、正しい方法を最初に学んでから挑めば、必ず完走できます。
正しい方法を最初に学んで再チャレンジするなら
エンリッチ実学院の数学教室では、各個撃破法・セルフレクチャー・ステータス法・付箋法・グレインサイズの最適化・カード法という6つの学習メソッドが本編教材動画で体系的に解説されています。白チャートで一度挫折した方にこそ、「方法を変えるだけでこんなに違うのか」を体感していただきたいです。
LINE・Zoomによるサポートもあるので、前回の「一人で抱え込んだ」失敗も繰り返しません。エンリッチ実学院の公式サイトもぜひご覧ください。
