抽象化と具体化のトレーニング|社会人が「一を聞いて十を知る」力を鍛える方法

「一を聞いて十を知る」の正体は「抽象⇔具体の往復」

仕事で「この人は一を聞いて十を知るタイプだ」と評される人がいます。この力の正体は抽象化と具体化を自在に行き来する思考力です。

具体的な事例から共通する原理(抽象)を抜き出し、その原理を別の場面(具体)に当てはめる。A社の成功事例を自社に転用できるのは、A社の成功を抽象化して本質を抜き出し、自社という別の具体に適用しているからです。

日常でできるトレーニング

1. 例え話を意識的に使う。仏教の開祖であるお釈迦様も、悟りの思想を弟子に伝えるために象やヘビ、火などを使った分かりやすい例え話を連発されています。例え話は抽象的な概念を具体化する行為なので、使うだけでこの思考力が鍛えられます。

2. 「これは他に何に似ているか?」と問う。日常の出来事に対してこの問いを持つだけで、抽象化の筋力がつきます。

3. 数学を学ぶ。数学は本質的に「抽象⇔具体の往復」の学問です。「1+1=2」自体が、あらゆる具体的な「1つと1つを合わせると2つになる」現象を抽象化した表現です。

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